2007年05月27日

光と影、そして風

ヨドコウ迎賓館.jpg

芦屋の山手にあるヨドコウ迎賓館を初めて訪れたのも、緑の美しい5月の晴れた日のことでした。もう10年以上前のことです。

静かな室内、光と影、そして小窓から吹き抜けていくそよ風を、頬にかすかに感じられる。緑に囲まれた環境の中、その自然と一体化する静かなひとときが、今も変わらずに存在していました。

フランク・ロイド・ライトの建築に心惹かれた空気感が、そこにはあります。
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2007年05月26日

かたちが心をつかむ

“心をつかむ”ということについて、最近考えます。

心という、一見、姿なきものを引き寄せるためには、どうすればよいのか。
誠意には誠意、以心伝心、そんな心と心の結びつきのような、はっきり目に見えるかたちとは違う世界で成り立つこともありますが、それに至るまでの段階では、見えるかたちがあって心が動かされる。
見えないものを動かすのは、見えるかたちあるものであるということ。改めて考えてみると、行動するということの意味にまでたどり着くように思います。
どういうかたちであれ、“具体性”の必要性を感じます。

夫婦間や恋人同士の話にもありがちなことですが、“ありがとう”と思ってはいても、それを言葉にしなければ伝わらない。

どんなに熱意をもってプレゼンしても、その内容の結果が具体的にイメージできないものであれば通らない。

心をつかむデザインというものも、“具体性”の塊かもしれません。“漠然となんとなくそうなった”で、成り立つなんてことはほとんどないのです。
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2007年05月13日

そのままに

東京駅-新丸ビル7Fより.jpg

変わってほしくないと思うものは、時を経てもなお、
古びたという感じはしないのかもしれません。
むしろ心の琴線に触れ、郷愁を呼び覚ますような感じ。

新丸ビル7Fから眺める東京駅。





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2007年05月12日

気品

上品さを表す言葉も色々ありますが、本物の“品”は、心に宿り、かたちを成すように思います。
例えば、どんなに品あるものだと言われるものでその身を飾っても、包み隠された中に品位ある心を身につけていなければなんにもならない。
それは、透けて見えてしまうものなのだと思います。

人の行動の“品”について考える時よく思い出すことに、太宰 治の「斜陽」に出てくる没落貴族である主人公の母の言動が描かれている中での、“おむすびがおいしいのは、人間の指で握りしめて作るから”と当時の上流階級の作法では考えられない手で食べることを何気なく行っても品があるというくだりがあります。
育ちからくるものだと言ってしまえばそこまでですが、これも同じような育ちなら誰でもできるというものではなく、おおらかに、それでいて気高く、美しく磨かれた心、精神が外に滲み出てのことだということを、作品を通しても感じるものです。
そういえば、「風と共に去りぬ」のスカーレット・オハラの母も、娘であるスカーレットがあこがれる貴婦人です。明日は母の日だということもあって、つながって思い出します。

自我に邪念・邪推、いろいろなものがあって、わたしも本物にはあこがれどもほど遠く・・・。


デザインにおける“品”も、どのような意味を持たせようとした心が注がれて、たどり着いたかたちなのかによっても変わるような気がします。
そうして出来上がったデザインを、どのように使われるようにしていくのか、どのように使うのか、そんな心のあり様がかたちの“品”をも左右していくのかもしれませんね。
posted by Rin at 16:00| Comment(4) | TrackBack(1) | つぶやき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月06日

進化するディテール

新国立美術館.jpg

六本木を散策しながら新国立美術館へと近づいていった時、表参道の日本看護協会ビルを思い出していました。
印象に残るディテールは、細部から全体を変化させていくだけの構想を広がらせるのかもしれませんね。
黒川紀章デザイン。

日本看護協会ビル.jpg
posted by Rin at 01:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 建築 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月05日

こいのぼり

東京ミッドタウン-タペ.jpg

風になびくとわかりますが、この“こいのぼり”は、なかなか粋です。
東京ミッドタウンにて。
posted by Rin at 14:18| Comment(4) | TrackBack(0) | 街角・風景 等 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

SKYLINE

スカイライン50周年.jpg

好きな人にはたまらないであろう展示、ずらっと並んだ日産・スカイライン。
そして、ずらっと並んだ、それぞれのスカイラインと同時代のレディースファッション。(そんなだったっけ?と、少々?な部分もありますが・・・。)

スカイライン-ファッション時代.jpg

車が男性にとってのファッションの一部でもあるということを、改めて思う展示ですね。
日産・スカイライン生誕50周年を記念して、東京ミッドタウン内で開催されていたものです。

それにしても、50年の歴史の中でのデザインの変化、興味深いです。
posted by Rin at 14:15| Comment(0) | TrackBack(0) | デザイン全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月04日

東京ミッドタウン

東京ミッドタウン1.jpg

【住所】東京都港区赤坂9-7-1
【TEL】03-3475-3100(コールセンター)
【営業時間】
ショップ:AM11:00〜PM9:00  
レストラン:AM11:00〜AM0:00
<※一部、営業時間が異なる店舗あり。>

【開店】2007.03.30 <新築>
【設計】
マスターアーキテクト:Skidmore, Owings & Merrill LLP
総括設計:日建設計
ランドスケープデザイン:EDAW,Inc.
商業棟デザイン:
Communication Arts,Inc.
隈研吾建築都市設計事務所
21_21 DESIGN SIGHT:
安藤忠雄建築研究所
【施工】
ミッドタウンタワー・パークレジデンシィズ・ガーデンサイド:
竹中・大成建設JV
ミッドタウンイースト・ミッドタウンウエスト:
大成・竹中建設JV

【関連HP】http://www.tokyo-midtown.com/jp/

東京ミッドタウン2.jpg 東京ミッドタウン3.jpg 東京ミッドタウン4.jpg 東京ミッドタウン5.jpg 東京ミッドタウン6.jpg 東京ミッドタウン7.jpg 東京ミッドタウン8.jpg 東京ミッドタウン9.jpg 東京ミッドタウン10.jpg 東京ミッドタウン11.jpg 東京ミッドタウン12.jpg 東京ミッドタウン13.jpg 東京ミッドタウン14.jpg 東京ミッドタウン15.jpg


すでにいたるところで書きつくされている東京ミッドタウン。
細かなデザイン情報をまとめることも考えてみましたが、個人的大まかな感想に留めておきたいと思います。

“東京”という地にあることで、経験の情報蓄積の粋を集めて洗練するということでは群を抜いて洗練し、地方発信を塗り替えて集め、日本人がこれから必要としている部分を、“日本”の再発見とともに集積しようと試みた街。

おそらく、海外のデザイン事務所を総括者に選び、多くの日本人デザイナーによって足場を固めた結果は、“和”を現代変換させながらこだわり、ひとつのデザインモチーフによって徹底した統一感を生まれさせ、見事なバランスの良さを創り出したと言えるのでしょう。

三井不動産の情報蓄積による最新傑作、そうも言えるかもしれません。その部分においては、森ビルのヒルズどころではないと思います。

東京にあって、あの場を見るともしかするとわからないかもしれませんが、東京の今後以上に、地方の可能性を見出せる場所でもあるかもしれません。
それを今更ながらに、外国人が教えている。日本のデザインの夜明けは、日本を愛さないデザイナー人口増加が顕著な昨今、もしかすると海外からの手助けなしには成せないのかもしれませんが、そのことに疑問を持つデザイナーが東京ミッドタウンなどを訪れて増えることを願ったりです。


ちなみに、東京生まれにして大阪育ちのわたしは、大阪の、関西の、これからの可能性を、東京ミッドタウンで垣間見ました。
大阪発信、関西発信の、なんと多く集まっていたこと。
堀木えり子さんの力作も心斎橋そごうが上質、リッツカールトンも大阪が上質、それも正直な感想です。
メディアの東京集中が東京を盛り上げていますが、洗練されるところまでされてきた都市での“頭打ち”は、メディアにもそのうち跳ね返るかもしれません。東京は“地方の集まり”の街、でもあることを、ここで再確認してしまうくらいですから。

(全くの余談ですが、某地方知事に対する反論で、“田舎者”呼ばわりしていた東京生まれでも育ちでもないお人にも、少々言いたい気がする今日この頃。その手の感覚が、東京を下げるのです。)
posted by Rin at 23:54| Comment(0) | TrackBack(1) | 大型商業施設 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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