2006年08月29日

誰も知らない

ある店先の金魚.jpg

都会を貫く商店街、その横丁にある小さな店先の小さな世界。
暑い夏の日、道行く人には涼しげで、懐かしげな風情の睡蓮鉢。
そこが金魚の世界だとは、気がつく人もほとんどない平和な世界。
都会の喧騒など余所に、静かな時間が過ぎてゆく。

「ねぇ、金魚よ金魚。おまえは今、幸せかい?」
小さな口をぱくりとさせて、小さな泡がぷくりと上がる。
それは返事だったのか、
話しかける人があるのを知ってか知らずか、
小さな世界をくるりとひと回り、元気よく泳いでゆく。
ここの暮らしはどうなのか、外の世界も夢に見るのか、
どんなに想像を膨らませてみても、金魚の心はどうしても、
金魚にしかわからない。
posted by Rin at 23:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 街角・風景 等 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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