2007年03月01日

ロングライフデザイン

最近、“ロングライフ”について考えることが多くなりました。私的な身近なところでは、自分の母などもよい年齢ですし、今後、どう支えていくかなどは課題であったりもします。また仕事においても、高齢化社会対策やユニバーサルデザインといったことで考えることもしばしばあります。

そうした中、“ロングライフデザイン”という言葉を、ネット上の辞書などで検索してみました。直訳すれば、“長持ちするデザイン”というわけですが、よくよく考えてみるとそう単純なことでもない。長く拝見しているブログで、ロングライフデザインについて考察されていらしたりの内容がとても興味深く、さてどうだろうと検索してみたのですが、この言葉、意外にも出てこないのです。Wikiにも掲載されていない。
ロハスは出てくるのに、です。
グーグルなどで検索すると最初に出てくるのは、さすがと言いますか、やはりナガオカさんのところです。次がグッドデザイン賞。
そして、思いました。言葉の内容は、本来は広く一般的であることのはずが、言葉自体はまだまだ、デザイン関係者の方々などの間での認識に止まっていて、だからその内容への認識もまだ、特別の範疇にあったりする、・・・のかもしれないということです。

厳選されたモノとしてのロングライフデザインと認識されるモノ、それは素敵で、特別でもあります。けれど、それがもっと一般に根づいてほしいという意図は、この言葉の裏側には大きくあるだろうと思っていたりです。
そうして始まる活動もあるのかな・・・とも思ったりです。

ロングライフデザイン、奥が深いです。モノの機能とデザインは切り離せない部分がありますが、ロングライフデザインと考えた時に、機能と切り離されて受け継がれるデザインもあったりする。飽きのこない家電の色彩や形状、CIなども含めた特色などが、そんな部分かもしれません。

人も長く生きたい時代、モノのあり方も長く受け継がれたい時代。そこに地場産業も含まれるようにも思います。
そして、もっともっと一般に溶け込んでほしい“認識”でもあります。
全国の百貨店に、そのコーナーがあったっていい。

ロングライフデザインはこれからも課題でもあり、その最後の方程式は次世代へ宿題として受け継がれて、やはり課題になっていくのかもしれませんね。


(PS.どなたか、Wikiにも素敵な説明を書きませんか?)
posted by Rin at 06:34| Comment(2) | TrackBack(1) | デザイン全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。『ロングライフデザイン』私も気になっていた言葉なので、別の視点で少し飛びつきたいと思います。

言葉は違えど同じような思想は昔からあったのかなと思っています。例えば畳の表替えとか、屋根の葺き替えとか、障子の張り替えとか。大きく変わらない生活が主軸にあって、身の回りの様相を少しずつアップグレードしていくといったもの。

それが生活の変化が劇的になって、新たな機能やデザインが必要となったり、デザインが消費化され出してから、そういう思想がなくなったなあと感じていました。日本らしさの喪失に近い物かもしれません。

高層マンションをどんどん建てるのではなく、既存住宅の住み替えを促進することも、居住者にとっては単なる住み替えでも、都市から見るとロングライフデザインだったりと、軸をどこに置くかでも変わるような気がします。

Rinさんが言われるように奥が深いと思います。私もそういう視点で街やモノを見てみたいと思います。
Posted by shotam at 2007年03月01日 12:27
shotam様

建築は、本来、ロングライフデザインであるべき
もの多いですよね。
ものによっては文化遺産、そういったものでは
なくても、手間と費用をかけた簡単には代わりが
きかない住まいであったり。
shotamさんのおっしゃる畳の表替えや障子の張り
替えといった住まいを大切にしてきた心も、まさ
にロングライフデザインに繋がるものではないか
と思います。
日本は、元々はロングライフデザイン上手な民族
だったんですよね。

ほんと、こういったことも含めて考えると、ます
ます奥が深いなぁと思います。

それから、中国へのご出張が多いとのこと、お疲れ
様です。
また、そちらの都市計画情報などもぜひお聞かせ
ください。(^^)
Posted by Rin at 2007年03月02日 12:28
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ロングライフデザインというライフスタイル
Excerpt: 先日参加したLOHASに関する講座で、LOHAS的製品の条件として「良いデザイン」というキーワードが出てきた。 良いデザインならば、大切に長く使うだろう。そして、むやみな消費を抑制する。結果的に..
Weblog: イソムラ式
Tracked: 2007-03-21 21:55
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