
日記的な、それでいてコミュニケーションもはかれるWebサイトとして発展したブログ。今や世界的に珍しいものではなくなっている。
(ブログとはまた別物と考えるべきだろうが、)
歴史的に見ると日本人ほど、日記というものを優れた文学として残している民族はいない。・・・ということを、実に詳しく海外へ紹介している本がある。
ドナルド・キーン氏による「百代の過客」。
時を越え、日本人の心情を文学的に伝える日記の数々。それらについて解き明かしている。
少し調べたいことがあって改めて読み返していてやはり思うが、こういう外国人の先生がいるということに、日本人としての誇りまで教えられてしまう日本人のわたしだということに苦笑してしまう。
それはさておき、文学でも絵画でもデザインでも、残されて伝えられてきたものを丁寧に読み解いていくと、時を旅するような楽しみを感じられる。
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