
先々週のこと、上海を訪れる機会がありました。
中国4千年の歴史と言われる中、上海という街の歴史は南京条約以降の200年足らずのものだということですが、その時代の流れの中での古いものと新しいものが混在する、混沌とした独特の空気を感じました。
新しいものも、本当に"新しい"とは感じられなかったのですが、中国そのものの力ではない外資の力を、中国自体がどう咀嚼し中国らしさをもってカタチづくるのか、今後の街のあり方にかかわってくることのように思えました。
また、この写真からも垣間見える格差。
その街にはその街の営みと暮らしがあり、けっして暗いものではなく、パワーもあれば楽しみもあります。
ただ、著作権や食品衛生をめぐる問題など、それらの多くのものが全体の生活水準に深く関わりがあるように感じられたことは否めません。
そして、それらのような問題は、日本ではあり得ないと断言できない風潮を感じることも多い昨今です。
国際的イベントの前といったことが全く関係の無い数年後にでも、この街を訪れることがあったなら、その時に、良い街になりましたね、と現地の方々と楽しく語らえる、そうあってほしいものだと思うのです。
先月末、私の本格的な最初の中国プロジェクトの納品を終えました。
昨年秋から、月に1〜2回、現地の調査から始まり、役所担当者や現地の設計事務所との打ち合わせや交流、政府の区長や書記長等トップクラスへのプレゼン等、短期間で濃密な生まれて初めての様々な経験をしました。延べ何日間を中国で過ごしたでしょう?
それでも中国という国は、全く少しも掴めた気はしません。
ただ、圧倒的なスケールと圧倒的な格差、それだけは感じることができたような気がします。
少しずつでも向こうで感じた事を記事に残していきたいと思ってますが、なかなか時間も取れずです(^^;)
中国でのお仕事、お疲れ様でした!
お元気に、無事に終えられたこと、なにより
です。
>それでも中国という国は、全く少しも掴め
た気はしません。
なんとなく、わかるような気がします。
こと、国際的なイベントが終わるまでの間は、
日本に対する対応も政治戦略的にも違うで
しょうし、表に見えてこないことも多いような
気がします。
shotamさんの中国ご体験記事、また楽しみに
待っています。(^^)