2005年09月25日

フランク・ロイド・ライト・スイート 帝国ホテル東京

さて、東京・ホテル業界2007年問題として、都内で外資系ホテルが次々とオープンし、客室供給過剰が懸念されてる問題を一昨日記事に取り上げた。

これに対し当然ながら、国内の既存のホテルも、ただ黙っているわけではない。帝国ホテル、ホテルオークラ、ホテルニューオータニ、京王プラザホテル、小田急センチュリーハイアットなど、大がかりなリノベーション(改装)を計画・実施して、迎え撃とうとしている。

その中でも注目を集めているのが、今年で開業115周年となる帝国ホテル 東京の「フランク・ロイド・ライト・スイート」の新設(2005年4月15日営業開始)である。米国フランク・ロイド・ライト財団に設計を依頼、帝国ホテル旧本館(通称ライト館)のデザインがみごとに再現されているという。
帝国ホテルは、2003年12月から5年の歳月と170億円という費用をかけて、本館の大規模なリノベーションを進めている。その目玉となっているのが、客室特別階の14階「インペリアルフロア」の、この「フランク・ロイド・ライト・スイート」となる。客室面積214u・1泊40万円!(税抜き)である。

帝国ホテル旧本館(通称ライト館)は、帝国ホテル(明治23年開業)の新本館として1923年(大正12年)に完成。その設計をしたのが、20世紀を代表するアメリカの偉大な建築家フランク・ロイド・ライトであり、その後1967年(昭和42年)に老朽化のため解体されるまでの44年間、世界中から訪れる人々に“世界一美しいホテル”と賞賛された。<その姿の一部分(中央玄関部分)は、現在、愛知県・明治村で見ることができる。>
今もって“伝説”の「ライト館」の人気は衰えておらず、2007年問題に立ち向かい外資系高級ブランドホテルに太刀打ちするべく、今回の「フランク・ロイド・ライト・スイート」への計画が実施されるに至ったと言える。

客室玄関ホールの壁には「ライト館」のデザインを再現した大谷石のレリーフが飾られ、その窓を模したステンドグラスもはめ込まれているとのこと。背もたれの高いダイニングチェアや特徴的なシャンデリア、ライトオリジナルの絨毯にダイニングセットなども、随所にライトのデザインが配されているという。そして、ただライトのデザインを寄せ集めたのではなく、一流のスイートルームとして居心地よい空間に仕上げられ、その話題性や内容ともに、歴史ある帝国ホテルのアイデンティティーを据え直すものともなっているようである。

ずいぶん以前になるのだが、兵庫県・芦屋にあるヨドコウ迎賓館を訪れライトの建築に触れた時、非常に感動したこと、その感覚を今も鮮明に思い出すことができる、そんなライト好きのわたくしとしては、1泊40万円!ではあるが、なんとか見学でもできる機会はないものか・・・と、思っていたりする(苦笑)。

ライトスイート.jpg

帝国ホテル 東京
【住所】東京都千代田区内幸町 1-1-1
【電話】03-3504-1251(客室予約課)


posted by Rin at 21:08| Comment(0) | TrackBack(0) | ホテル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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