【住所】大阪府大阪市北区梅田2-2-2 ヒルトンプラザ ウエスト
【TEL】03-3478-2100(カスタマーサービスセンター)
【営業時間】AM11:00〜PM8:00
【開店】2004.10.05 <移転 新築>
【経営者】LVJグループ梶@ルイ・ヴィトン ジャパン カンパニー 泰 郷次郎
【設計】外装:乾 久美子建築設計事務所
内装:ルイ・ヴィトン マルティエ アーキテクチャー・デパートメント
エイチアンドエイ
【協力】照明:ジョージ セクストン アソシエイツ
【施工】外装:竹中工務店 内装:高島屋スペースクリエイツ
[商店建築 2004.12掲載]
【関連HP】http://www.vuitton.com/
大阪・西梅田ハービスエントと隣接するヒルトンプラザ ウエストに、旧ヒルトンプラザから移転し、約6倍の増床(現在、関西最大級 1,025u)というスケールアップで新装オープンしたもの。
外装を手がけたのは、2003年にルイ・ヴィトン高知店で高知市都市美デザイン賞を受賞した乾久美子氏である。
外装は3層になっており、1層目には高透過のガラス、2層目には鏡面に磨いたステンレス製の格子があり、その格子はルイ・ヴィトンのロゴマークの「L」「V」と同じ角度(66°)で斜め格子状に組み上げられている。その格子の見込み面には、手前にあるものは一切映り込まず、奥にあるものだけが映り込むようになっており、一番奥3層目の格子より密度がある線のパターンを印刷した壁が、2層目のステンレスに複雑に映り込み、繊細でいて存在感のある立体感を生んでいる。
店内では、中央の吹き抜けに天井高を利用したステンレスメッシュ製のディスプレー・ウォールが配されている。
商品構成としては、大阪・梅田において待望のメンズとレディースのプレタポルテ、シューズ、ウオッチ&ジュエリーが加わり、フルラインが揃った内容となった。
ヒルトンプラザからハービスまでの一連の大型施設がオープンし繋がってより、以前は阪急グループの施設やヨドバシカメラに集中していた人の流れも変わりつつあり、周辺の賑わいもあってか、高級ブランド店ながらに関西では心斎橋店(1998年オープン、当時は日本最大店だった)などと比べると、入りやすく出やすい様子となっているよう感じる。

