2005年11月23日

escorter AOYAMA (エスコルテ青山)

東京デザイナーズウィークでイベントの会場ともなり、TOKYO DESIGNER'S WEEK 2005<その4>の記事にも、少し書かせていただいた「エスコルテ青山」。
エスコルテ青山1.jpg エスコルテ青山2.jpg

【住所】東京都港区北青山2-7-15 NTT青山ビル1F
【TEL】03-3746-1512(総合問い合わせ先)
【営業時間】
・IP ZONE AOYAMA:AM10:00〜PM8:00 年中無休
(スペース貸出しにより変更あり)
・Cafe growna growna Tokyo:平日・AM7:30〜PM10:00
土日祝日・AM8:30〜PM10:00 年中無休
・hhstyle.com 青山:AM11:00〜PM20:00 年中無休

【開店】2004.11.10 <内外装 改築>
【経営者】NTT東日本
【設計】外装:隈研吾建築都市設計事務所
内装:吉岡徳仁デザイン事務所
【施工】外装:第一ヒューテック

【関連HP】http://www.escorter.jp/

地下鉄・東京メトロ 外苑前駅を降りてすぐという立地にあるこのビルは、かつてはNTT東京支店青山営業所であったものを、青山という街に調和した、人が憩い集う新しいランドマークを誕生させるべく計画され、リノベーションされたものである。その企画提案・基本構想は、NTT東日本の若手社員の方々によって進められたそうだ。その中心となったおひとりは、現在、「エスコルテ青山」内のカフェ「Cafe growna growna Tokyo」の店長となられている。

「エスコルテ青山」の名前の‘エスコルテ’とは、フランス語で「エスコートする」という意味。
場所が単に存在するというだけではない、来店客を心地よい空間へエスコートしたいという思いが込められているとのこと。この基本構想を下地として、世界的な建築家の隈 研吾氏と、インテリア・プロダクトデザイナーの吉岡徳仁氏に、それぞれ外装・内装のデザインが依頼された。

隈 研吾氏と言えば、当ブログでも記事にさせていただいた「COCON KARASUMA」が、ちょうど「エスコルテ青山」がオープンした約1ヶ月後オープンのリノベーション作品であった。京都の烏丸と東京の青山という、それぞれに特有の地域性もあれば人気もある場所での、同時期のリノベーションに対し、見事に注目されるランドマークを創り出されている。

隈氏は、「エスコルテ青山」の敷地となる外部空間が、青山通りとスタジアム通りを結ぶ通り道にもなることに着目され、そこを人々が自然に集まる散策路へと変身させた。木片を埋め込んだFRPグレーチングという素材を王子木材緑化鰍フ協力を得て開発、木の柔らかい素材感を持ちながら、床下からライトアップすると、グレーチングの格子部分のみが柔らかく発光するという床材により、昼と夜で違った表情を見せる演出を実現させた。


エスコルテ青山-hhstye.jpgそして、「COCON KARASUMA」ともに共通した演出ともなっていると言えるテナントとして、インテリアの専門店が大きく占めている点がある。「COCON KARASUMA」では「ACTUS」、「エスコルテ青山」では「hhstyle.com」(319u)、この2つの扱う商品そのものがデザイン性の高いものであるインテリア専門店がフロアーを大きく占め、さらにそれらの商品の魅せ方がデザインされることによって、スタイリッシュでハイセンスな空間が生まれている。
「エスコルテ青山」の「hhstyle.com」では吉岡氏により、壁一面に数々のデザイナーズチェアがディスプレイされ、さらにそれらは回転させることによって360度あらゆる角度から見ることができるようにもされている。

エスコルテ青山-Cafe growna.jpg エスコルテ青山-IP ZONE.jpg
また、吉岡氏にとって飲食店の初作品となる「Cafe growna growna Tokyo」では、NTTのインターネットカフェでもあることをコンセプトに踏まえ、NTTの光通信を象徴させた素材、光ファイバーを使用。西陣織の帯を造る機械で編み込んでつくられた光ファイバーをガラス一面に張り巡らせ、透明な未来的な光に包まれた空間を創りあげた。
余談だが、この光ファイバーを、今年のミラノ・サローネで発表された、スワロフスキー社から依頼されたシャンデリアにも活用されたそうだ。

今後も青山において、イベントなどでも活用されていく「エスコルテ青山」。情報通信事業が形を変え、新しい空間価値を生み出したリノベーションの成功例としても、注目を集めながら人々の憩い集う場であり続けてほしい。


この記事へのコメント
こんにちは。Kylinさんのブログのトラックバックを辿って来ました。
デザイナーズウィークの時、セランが満席だったので、ここのカフェに入りました。世代を問わず入りやすい雰囲気のお店だと思いました。
吉岡徳仁さんは、絵画館の、スワロフスキーのシャンデリアの前でご本人に偶然お会いして、思わずサインもらっちゃいました!
Posted by あさぎ at 2005年11月25日 10:27
あさぎ様

はじめまして。ようこそ、お越しくださいました(^^)
コメントありがとうございます。

ネットのできるカフェというと、どちらかといえば若い世代をターゲットにしているのが一般的ですが、「Cafe growna growna Tokyo」と「IP ZONE AOYAMA」の雰囲気は、確かに世代関係なく、落ち着けますね。

>吉岡徳仁さんは、絵画館の、スワロフスキーのシャンデリアの前でご本人に偶然お会いして、思わずサインもらっちゃいました!

まぁ〜、なんてうらやましい・・・。(^^)
Posted by Rin at 2005年11月26日 00:23
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