2006年05月06日

hhstyle.com原宿本店
hhstyle.com/casa

東京、表参道。表参道ヒルズを訪れるにあたり、その周辺も散策してきました。ケヤキ並木の美しさは守られながら、一日巡り歩いただけでも、目まぐるしく変化している場所のようにも感じられました。
間々で他の記事も挟みながらになるかもしれませんが、見てきたものを新旧問わず、少し記事にしていきたいと思います。


この周辺での安藤忠雄氏設計の建築も、表参道ヒルズだけではありませんよね。
hhstyle.com/casaも、安藤氏によるものです。
そして、hhstyle.com原宿本店は、妹島和世氏によるものです。

hhstyle.com原宿本店1.jpg hhstyle.com原宿本店2.jpg

hhstyle.com原宿本店
【住所】東京都渋谷区神宮前6-14-2
【TEL】03-3400-3434
【営業時間】PM12:00〜PM8:00  

【開店】2000.09.15 <新築>
【設計】妹島和世建築設計事務所
【建築プロデュース】浜野総合研究所
【施工】大成建設

hhstyle.com-casa1.jpg hhstyle.com-casa2.jpg

hhstyle.com/casa
【住所】東京都渋谷区神宮前6-14-5
【TEL】03-3400-8821
【営業時間】PM12:00〜PM8:00  

【開店】2005.04.02 <新築>
【設計】安藤忠雄建築研究所
【施工】竹中工務店


この2つは、同じhhstyle.comという輸入家具販売のショールーム的機能をもったショップですが、扱う商品カテゴリーの違いを、みごとに建築におけるコンセプトの違いでも表現しています。
建築された時期はhhstyle.com原宿本店が早く、2000年初秋にオープンしており、hhstyle.com/casaは昨年2005年春にオープンしていますね。従来のhhstyle.comの販売商品を扱うにふさわしい原宿本店の透明感溢れるギャラリー的空間に対し、さらに特化した商品として「アルマーニ・カーザ」といったブランドを扱う、閉鎖的に謎めかせた空間のhhstyle.com/casa。
一歩足を踏み入れても、それぞれの商品の違いを空間の違いからも、肌で感じ取ることができます。(店内の様子は、各公式サイトに掲載されておりますので、そちらをご覧ください。)

安藤氏がhhstyle.com/casaに携わった時期と表参道ヒルズに携わった時期は重なってもおり、それぞれの建築の用途と環境への配慮の違いから、まったく異なる雰囲気を醸し出すものを創り上げられているということも、比べてみることでもよくわかるかもしれません。
hhstyle.com/casaのこの特殊な形状は、敷地が5年、10年の異なる期限に定められた借地をまたいでいる点や、周辺住宅への日影などの条件をクリアさせつつ計画されたことによるとのこと。厚みが16mmの鉄板により、期限付きの敷地に自由なカタチを描き、仮設的とも言える軽さを表現されたそうです。条件の中、ブランドを魅せるための遊び心にも富んだものを、創り上げているのではないでしょうか。

また、hhstyle.com原宿本店のギャラリー性の高さは、正面奥の壁面を有効活用し、hhstyle.comが力を注ぐ商品でもあるデザイナーズチェアの数々を美しく並べ魅せ、その迫力をも楽しめる空間になっています。


ここからは余談なのですが、わたしはhhstyle.com原宿本店を訪れたら買おうと思っていたものがあり、それを今回ようやく買ってまいりました。すでにご存知の方も多いかもしれませんが、5人の著名建築家によるデザインの風呂敷が、和装小物を扱う老舗・美濃部のプロジェクト第一弾として、この春より販売されています。その中のhhstyle.com原宿本店も設計された妹島和世氏の、草花をモチーフとしたものを入手しました。
最近、日本の風呂敷は、ノーベル平和賞受賞者のケニア副環境相、ワンガリ・マータイ氏のMOTTAINAIの活動などでも世界的に注目されたりしています。
わたしは、けっこう昔から風呂敷愛用者で、旅行鞄の中には必ず風呂敷を入れていたりしています。その昔、学生時代に、京都の河原町にある、それなりに歴史を感じさせるような風情のお土産屋さんでアルバイトしていたことがあったのですが、そのお店の建て構えからも外国人観光客の方が店内写真を撮ったりと訪れることも多く、そういった外国人のお客様に最も人気のあったものが風呂敷でした。(歌舞伎柄などが、特に人気でした。)現代では日本の風呂敷の良さは、海外から伝わってきてしまうという、少々残念な実情。このせっかくの日本文化から生まれたものが、今見直されているというのも、日本のデザインやものづくりを見直したりの上でも、良いチャンスかもしれませんね。
妹島和世氏デザインの風呂敷は、裏表がまったくない染め上がりで、少々透ける風合いでもあり、これからの季節だと浴衣にも合わせられるかもしれません。スカーフ的な使い方もできそうに思いました。
ちょっとした時に、工夫ひとつで便利に使えそうです。
posted by Rin at 13:47| Comment(5) | TrackBack(2) | 物販>生活雑貨 等 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月12日

SERENDIPITY(セレンディピティ)日本橋店

【住所】東京都中央区日本橋1丁目4-1 コレド日本橋3F
【TEL】03-5205-0011
【営業時間】
AM11:00〜PM9:00(平日・土)・AM11:00〜PM8:00(日・祝日)

【開業】2004.03.30 <内装のみ 新築>
【経営者】潟\ニープラザ
【設計】
ウエストエリア:K.I.Dアソシエイツ
イーストエリア:カザッポ アンド アソシエイツ
フラワーショップ:エイチツーオーデザインアソシエイツ
【協力】照明:ウシオスペック
【施工】高島屋スペースクリエイツ
[商店建築 2004.06掲載]

【関連HP】http://www.sonyplaza.com/serendipity/

「SERENDIPITY(セレンディピティ)」は、「COREDO日本橋」の3階ワンフロア(約2200u)を占めるソニープラザ新業態のメガストアである。
その名前は、“思いがけない出会い・幸せな出会い”を意味し、来店客と素敵な商品との出会い、スタッフと来店客との出会い、そんな出会いと発見のある空間にしたいという願いを込めて名づけられたそうだ。

日本橋の「白木屋」内、つまり「COREDO日本橋」のある地は、ソニーが東京通信工業(東通工)として1946年に電気通信機と測定器の研究・製作を目的に会社を設立した発祥の地である。
そこに創られたメガストアは、ソニープラザとしても社を挙げての思い入れある、満を持したものであっただろう。

日本橋という地での「COREDO日本橋」の施設としてのありようとも重ねて、成熟した大人たちが自分のスタイルを自由にプロデュースできる“スタイル・ストア”というコンセプトを持たせ、大人のソニープラザとして他店とは一線を画し、ワンランク上の上質感を商品にも売場にも表している。
メインターゲットは35歳前後の女性としているが、この年代層を狙うと、昨今の高齢化社会でのエイジレス志向に沿える部分があるように思う。衣食住をトータルして揃えることで、年齢・性別に関係なく、いつまでも若々しくありたいと願うこれからの高齢世代の心情にも、マッチしてくる部分はあるだろう。
イーストエリアにあるベーカリーカフェで、ちょうどお昼どき(平日である)にお茶をしてみたが、確かに20代後半から30代台とおぼしき女性の姿は多かったが、年配のご夫婦らしき方も軽く食事をしていたり、ビジネスマンが書類を広げ打合せをしていたりと、幅広い年代の利用が見られた。

セレンディピティ5.jpg写真は、“GIFT&GREETING”コーナーで販売されていたサッカーゲーム台。
最初は非売品のディスプレイかと思ったのだが、脚に値札シールが貼られていた。(記憶に間違いがなければ¥51,450也。)これを楽しそうに話しながら見ていた40〜50代くらいのご夫婦らしき方もいた。木製のロンドン・バッキンガム宮殿の兵隊の形をしたかわいらしい人形もあれば、センスのよいキッチン小物やインテリアコーナーではデザイナーズチェアもあり、年代層幅広く、楽しんで見て廻ることができるように感じた。

ソニープラザでちょっとした小物を買い物してきた年代が、熟年層に変わり高齢層へ移っていく時代を迎えることを思えば、日本橋の「SERENDIPITY」のような現在のショップが、若い世代向けだけではない発信をしているものだと、間違いなく言えるのかもしれない。

セレンディピティ1.jpg セレンディピティ2.jpg セレンディピティ3.jpg セレンディピティ4.jpg
posted by Rin at 02:47| Comment(2) | TrackBack(2) | 物販>生活雑貨 等 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月19日

リスン 京都

【住所】京都府京都市下京区烏丸綾小路上ル水銀屋町620番地 COCON KARASUMA 1F
【TEL】075-353-6466
【営業時間】AM11:00〜PM9:00 不定休

【開店】2004.12.04 <内装のみ 新築>
【経営者】鰹シ栄堂
【設計】野井成正デザイン事務所
【施工】吉野創美
[商店建築 2005.03掲載]

【関連HP】http://www.lisn.co.jp/

京都の香老舗「松栄堂」のインセンスショップ『リスン』。
『リスン』としては現在、東京・青山店と、このCOCON KARASUMA内の京都店の2店舗が展開されている。

「松栄堂」は宝永2年・京都に暖簾をあげ、昭和9年のシカゴ万国博に出品して表彰を受けたというような歴史も持つ、伝統ある老舗だ。その老舗も時代を読み、歴史ある“香”の伝統を守る一方で、従来とは違う素材やデザインを使い、現代の暮らしに合った新しいお香のスタイルの提案を目指しているという。それが形となっているものが、この『リスン』と言えるだろう。

先日、COCON KARASUMAについて記事(2005.09.17)にしたが、COCON KARASUMA内のテナントショップは、とにかくどこも好印象のデザインにこだわったショップが多く、ここもまた、非常にインパクトのある印象に残るデザインだった。
インセンス(香)をイメージしたという細い丸鋼と白い光を発光させる波型のディスプレイが、お香の香りが流れていくようなゆったりした静かさと、清新なイメージを引き出している。
COCON KARASUMAの床は、床材統一の規約があったにもかかわらず、この『リスン』については、デザインイメージの理解を得て特別措置で瓦タイルを使用したそうだ。
それだけのこだわりを感じさせるショップである。

リスン京都.jpg
posted by Rin at 01:58| Comment(2) | TrackBack(1) | 物販>生活雑貨 等 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月29日

ファインリファイン 難波店

【住所】大阪府大阪市浪速区日本橋3-5-25 高島屋東別館1F
【TEL】06-4396-7111
【営業時間】AM11:00〜PM7:00 不定休

【開店】2005.05.28 <内外装 全面改装>
【経営者】潟潤[ルド
【設計】設計事務所イマ
【協力】アートワークコーディネート:イン  
    アートワーク:enamel. SPACE CORE
【施工】丹青社  外装施工協力:竹中工務店
[商店建築 2005.08掲載]

【関連HP】http://www.world.co.jp/brand/lineup/finerefine.html

大阪の電気屋街、その雑多な店々が立ち並ぶ通りの一角に、その建物は存在してきた。
その建物は1923年(大正12年)、大阪に進出した松坂屋の2代目の店舗として建てられ、その後、松坂屋大阪店は1966年(昭和41年)に天満橋へ移転、高島屋東別館となったという歴史がある。移転をした松坂屋は現在は閉店に至っている。
古き良き時代の洋館、うごめく背景をよそに、そこだけが時間を止めたように佇みながらも進化し続けている。
大手アパレルメーカー・ワールドが、インテリア業界への本格進出として立ち上げた「ファインリファイン」の2号店が、その洋館の新たな進化である。1号店は松坂屋銀座店が全面改装した地下2階部分に、2005年3月31日オープンしている。
ワールドが初めて手がけるオリジナル家具と雑貨の店で、アパレルメーカーならではのおしゃれな室内装飾品全般を扱う。アイテム比率は、家具類:ファブリック類:雑貨類=65:15:20とのことで、家具中心となっている。取扱商品単価は、ソファで15万円〜70万円、テーブルで2万円〜20万円。“暮らしのゆとりを求める大人の女性”が、ターゲットとなっている。
設計を手掛けた設計事務所イマは、ワールドのブランドで実績をもっている。1フロア約400坪を上まわる大空間を、いかに飽きさせずに回遊させるかという課題に、魚や動物が自由気ままに空間を回遊するイメージで、それらをモチーフにしたアートデザインを多用。そのデザインが空間にメリハリと対比を生み出し、楽しく心地よく買い物できるショップ空間を作り出している。
電気屋街の喧騒の中、ここは変わらぬ落ち着きを保ちながら、これからも進化していくことだろう。そうあってほしい。

ファインリファイン1.jpg ファインリファイン2.jpg
posted by Rin at 23:14| Comment(0) | TrackBack(1) | 物販>生活雑貨 等 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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