2006年05月16日

2006 nakata.net cafe

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昨日、2006FIFAワールドカップ・ドイツ大会のメンバー発表があり、“大阪から発信する”の方でも『がんばれ!ジーコJAPAN』として、大阪・道頓堀筋入口に登場している宮本選手の大看板などを記事にさせていただきましたが、4月終わりの表参道散策の折、北青山に4月25日オープンしたばかり(期間は7月16日まで)のnakata.net cafeを訪れることができました。

もう皆さま、ご存知の方が多いことでしょう、中田英寿選手プロデュースのワールドカップ期間限定cafeです。2002年の日韓大会の時には、東京国際フォーラムに開設されてたんですよね。
あまりゆっくりできる時間はなかったのですが、旅先でのメールチェックなどもしながら少しでも垣間見られて、ラッキーな気分に浸っていたスポーツイベント好き人間なわたくしです。

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コンセプトは、日本の多くのサッカーファンが、日本に居ながらにして、ドイツでのワールドカップの興奮を共有できる「フットボールラウンジ」だとか。170インチスクリーンと47インチ大型液晶テレビが7台完備され、スカイパーフェクト・コミュニケーションズの協力で、全試合パブリックビューイングだそうです。東芝によるネットコーナーも設けられています。
天井高のある広々とした空間に、インテリア好きの中田選手らしい演出なのか、BALS TOKYOのコーディネートによるゆったりしたソファ席も用意され(ソファ席の争奪戦もありそうですが)、期間限定とはいえ、なかなかの凝りようです。
日本時間で深夜の試合観戦となりますが、そんなゆったりした空間が深夜とは思えない人で埋め尽くされそうですよね。

こういう時は、東京っていいなぁと思ってしまいます。宮本選手のプロデュースによる『宮本恒靖 FOOTBALL PARK in Marunouchi 2006』も、東京・丸の内の丸ビルにオープンですし。
さらに4年後は大阪でも、いえ各都市でもオープンさせて、日本全国津々浦々で盛り上がれると、ますますサッカーの人気も老若男女問わず広がるのではないでしょうか。

オリンピックもWorld Baseball Classicもそうでしたが、スポーツの祭典で、がんばる日本選手を応援する気持ちって、とてもいいものです。

やっぱり、ここでも最後は、『がんばれ〜!!!ジーコJAPAN』です。


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2005年12月27日

千疋屋総本店

千疋屋総本店1.jpgマンダリン オリエンタル 東京を訪れた折、ランチをどこで食べるかを散々悩んだ。
あまり時間のゆとりもない一人のときに、超高級ホテルで食事というのも少々味気なく思え、とはいうものの、せっかく遥々やってきたという気持ちもあって、話題性はあり一人でもあまり気兼ねなく、そしておいしく食事を楽しめそうなところでと考えたのが、日本橋三井タワーの千疋屋総本店2階のフルーツパーラーであった。

もともとこの地に本店を構えていた千疋屋総本店は、三井不動産と共に、日本橋三井タワーの建築主であり日本橋再開発の立役者でもある。創業は天保5年(1834年)という、創業171年の歴史を誇るフルーツショップだ。
“果物文化を伝える”というコンセプトをかかげ、1階は果物や果物関連食品の販売とカフェ、2階はフルーツパーラーとレストランという店舗構成になっている。

昼食をいただいたフルーツパーラーは、カウンター席もあり、お手ごろなランチセットメニューもありで、今回のわたしにとって条件的にうってつけ。訪れた時間はまさにランチタイムの時間であったため、カウンター席もある程度人で埋まっており、店内はなかなか活気にあふれていた。

千疋屋総本店4.jpg“水しぶき”や“氷の粒”、“雪の結晶”などがイメージされたデザインの、スワロフスキー社製のクリスタルビーズを使用したシャンデリアが、空間に清楚な華やかさを与えているが、フルーツの持つ新鮮さやみずみずしさを表現しているそうだ。歴史と伝統を持った店の気品は守り、それでいてフルーツのイメージからくる明るさやカジュアルさといったものもうまく取り入れた重くならないモダンさが、とてもうまく溶け合った、心地よく楽しめるパーラーとなっていた。
特に女性に好まれる雰囲気のようにも思う。

ひとりで訪れるにも良かったが、もっとゆとりをもって友人と訪れるような時でも、今度は奥のレストランにでも、また訪れてみたいお店である。

千疋屋総本店
【住所】東京都中央区日本橋室町2-1-2 日本橋三井タワー内
【TEL】
03(3241)0877(販売部)
03(3241)1630(フルーツパーラー/レストラン直通)

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2005年09月27日

イノダコーヒ 本店

【住所】京都府京都市中京区堺町通り三条下ル道祐町140
【TEL】075-221-0507
【営業時間】AM7:00〜PM8:00 不定休

【開店】2000.03.15 リニューアル <別棟増築>
【経営者】潟Cノダコーヒ 猪田 浩史
【設計・施工】竹中工務店
【協力】店舗ケース・家具設計:フクダ工務
照明:TLヤマギワ研究所
[商店建築 2000.11掲載]

【関連HP】http://www.inoda-coffee.co.jp/

「イノダコーヒ」が店を構えたのは、1947年のことである。現在の本店の南部分“アトリエ”で営業をはじめ、1967年、北に隣接する町家を改修して拡張。だが、1999年4月9日の失火により“アトリエ”部分を焼失しリニューアルとなり、現在に至っている。
リニューアル時の内装は、洋画・二科会の監事でもあった創業者・猪田七郎氏の考案によるイノダ調(ローズウッドの壁、レッドトラバーチンの壁、イスとテーブルのデザイン)を踏襲したという。
また外装は、法的制約により木材が使えなかったため、GRCパネル・ステンレス製化粧格子・コンクリート化粧打ち放しなどを組み合わせ町屋を再現。路地のレンガアーチは台湾産レンガで焼きむらを表現するなど、昔の雰囲気を忠実に再現させたそうだ。

京都の町並みの中、典型的な町屋の外観、坪庭やレンガアーチの路地などをもつ空間は、古くから多くの人に親しまれてきており、作家・谷崎潤一郎といった文化人や映画関係者などにも愛されてきた。
余談だが、先週週末にテレビ朝日で放送された“祇園囃子”という倉本 聡氏のスペシャルドラマでも、このイノダコーヒが藤原紀香と舘ひろしが待ち合わせをしてお茶をするシーンで、撮影に使われていた。(もしかすると…、倉本 聡氏も、イノダコーヒのファンかもしれない。)

昨今、スターバックスのようなカフェが街中に氾濫する中、わたしもその大いなる利用者ではあるが、こういった歴史を感じさせる“喫茶店”の空間で味わうコーヒーは、そのおいしさを倍にも感じる香り豊かなものだと思う。レンガアーチの路地ではインコが飼われていたりと、落ち着きと品位を保ちながら、誰しもやさしく迎え入れてくれるような、ちょっとないこの空間の暖かな雰囲気が、わたしはとても好きである。

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2005年09月20日

スーホルムカフェ+ダイニング 京都店 

昨日に続き、京都・COCON KARASUMA内のショップをご紹介。

【住所】京都府京都市下京区烏丸綾小路上ル水銀屋町620番地 COCON KARASUMA 2F
【TEL】075-353-7667
【営業時間】AM11:00〜AM0:00・AM11:00〜AM1:00(weekend)

【開店】2004.12.04 <内装のみ 新築>
【経営者】晦CTUS
【設計・施工】FHAMS 戸田長征

【関連HP】http://www.soholmcafe.com/
      http://fhams.com/fhamsworks.php

ここ数年、北欧デザインは、各種インテリア雑誌などでも話題となって注目を集めてきた。
なかでも、北欧を代表するデザイナー、アルネ・ヤコブセンの生誕100年は、ちょうど2002年であった。

そんな背景の中で企画計画され、インテリア(ライフスタイル)ショップ・アクタスがプロデュースしたカフェ「スーホルムカフェ」。
2004年春、名古屋の栄パークサイドプレイスに1号店がオープン後、同年秋冬の間に新宿店・福岡店、そしてこのCOCON KARASUMA内京都店で4店舗目のオープンとなる。京都店では、カフェだけではなく、食事もできるカフェレストランとなっている。

“スーホルム”とは、ヤコブセンが1950年に設計し、自身も気に入って住んでいたデンマーク・コペンハーゲンの海辺の集合住宅の名称から取ったもので、デンマーク語で“水に浮かぶ小さな町”という意味。このカフェの命名にアクタスとしては、偉大なクリエーターへの尊敬の気持ちが込められているという。

店内の客席には、ヤコブセンのスワンチェアやエッグチェアが配されている。COCON KARASUMA内のアトリウムのなかでも最高の場所に位置する店舗立地が、まさに、このデザイナーズチェアにふさわしい環境となっている。
デザイナーズチェアに座ってお茶をするというのは、ちょっと贅沢なくつろぎの時間だ。そんな時間を提供してくれるカフェである。

<COCON KARASUMAについて、ブログ内では2005.09.17記事に掲載>

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2005年09月15日

デリカフェ キッチン

【住所】大阪府大阪市北区梅田3-1-1 JR大阪駅構内
【TEL】06-4796-7775
【営業時間】AM7:30〜PM10:30  年中無休

【開店】2004.12.16 <内装のみ 全面改装>
【経営者】潟Wェイアール西日本フードサービスネット
【設計】スマイル
【協力】照明:ヤナセライティング  
グラフィック:オックスプランニング
【施工】タジマ創研
[商店建築 2005.06掲載]

【関連HP】http://www.jwfsn.com/     

JR大阪駅セントラルコート内(中央みどりの窓口に面する)にある「デリカフェ キッチン」。
同じJR大阪駅構内midoに2003年12月19日、「デリカフェキッチン大阪mido」がOPENし、その翌年、もともとあったこの「デリカフェ キッチン」が全面改装したものである。
全体のコンセプトは駅の台所≠ニしており、メインのカウンター正面には、業務用のキッチンツールをウォールアートのようにディスプレイしたり、腰や中央の柱全てを食器棚に見立てたりしている。また、天井で部分々掘り込ませた中に、ガスコンロにのったフライパンや鍋が浮かんでいるよう見せたり、”台所(キッチン)”としての家庭的な風景を楽しく空間に演出している。

併設のベーカリーから、できたてのパンを約90種類提供しているところも魅力のひとつといえる。
大阪駅ナカ、その中央口にも近いという立地条件によって、店内は常に賑わいを見せている。メインターゲットは20代後半から40代の働く女性ということだが、駅を訪れる様々な人々の憩いの場として、今日も楽しげでにぎやかな台所は活躍していることだろう。

<JR大阪駅 駅ナカについては、ブログ内記事[いかりスーパーマーケット JR大阪店]にも掲載>

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